2023.08.02
Salon.du.RAN新聞 2023年8月号
気温と湿度が高く、寝苦しい毎日が続きますが、睡眠は十分に取れていますか?
もともと女性は睡眠の質が落ちやすい傾向があります。
睡眠に関する女性ならではの特徴として、
女性ホルモンとライフステージの存在があります。

【月経周期】
排卵が終わってから月経が開始するまでの時間「黄体期」には、
女性ホルモンの1つ「プロゲステロン」の分泌量が増加します。
これにより、月経が始まってから排卵までの時期「卵胞期」と比べ、
0.3~0.4°Cの体温上昇が起きるため、寝付きが悪くなるそうです。

【妊娠】
出産前後の女性の6割は、中途覚醒や睡眠の質低下といった症状がみられます。
・妊娠初期:眠気が強くなる (プロゲステロンの影響)
・妊娠中期:眠気改善
・妊娠後期:不眠が出現しやすくなる (子宮の増大・収縮や胎動、頻尿、腰痛の影響)

【出産】
出産による急激なホルモンバランスの変化、過度の疲労によって「マタニティブルーズ」という
情緒不安定な状態が起こることも。眠れない、食欲がない、涙がすぐに出てしまうなどの症状がみられます。
睡眠と抑うつ症状には相互に強い関わりがあり、まとまった睡眠が取れないことで、産後うつにつながりやすくなります。

【更年期】
女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少することにより、不眠が増加します。
閉経後に睡眠時無呼吸症候群(SAS)やむずむず脚症候群が増加します。
SASは、女性ホルモンの低下による脂肪組織の増加、呼吸中枢への作用の抑制などが原因と考えられています。

☆不眠を少しでも改善するには☆
〇朝は決まった時間に起床!光を浴びる!
〇昼はジョキングや散歩などの有酸素運動を!
〇夜は就寝時前の2~3時間前には夕食を取り、90分前には入浴し、寝る前のスマホはやめましょう!
また入眠直後の90分間に一番深いノンレム睡眠がとれる「黄金の90分」が重要です。
この90分間には「脳と身体の休息」「記憶の整理・定着」「ホルモンバランスの調整」
「免疫力アップ」「脳の老廃物を取る」といった、睡眠において重要な5つの生理現象が特に活発に行われています。
質のいい睡眠を手に入れて寝れば治る身体を手に入れましょう!
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