2014.01.31
サロン・ド・ラン 新聞 平成26年2月号
年が明けたと思いきや、あっという間に2月になってしましました。
厳しい寒さと乾燥が続くこの時期、インフルエンザやノロウィルスが猛威を振るっています。良質な睡眠と栄養をとって免疫をつけ、ウィルスに負けない身体をつくり元気に冬を乗り切りましょう!

と、言うわけで、今月は温かい布団の中で冬眠できたらどんなに幸せだろう…と夢見る今日この頃にぴったりな、『睡眠』についてです。

「人はどうして眠るの?」

 睡眠は人生の約3分の1を占めます。そう考えると随分寝て過ごしているなと感じますね。でも睡眠は脳と身体の疲労回復、特に大脳を休ませ修復するためには「睡眠」というメンテナンスが必要不可欠なのです。
大きくは脳と身体の休息(大脳は意識がある間はフル稼働)、記憶の整理(レム睡眠時、体は休んでいますが脳は働いており、記憶の整理や定着を行っています)、ストレスの消去、ホルモンの分泌(成長ホルモンなど)、成長ホルモン分泌(22時~24時の間に多く分泌されます)による身体の修復、免疫機能の維持(血液を作りだし免疫力を高める。)、記憶や判断、情動など大脳で営む高次脳機能の休息などを行っています。

「ノンレム睡眠とレム睡眠について」

睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があることはよく知られていますね。「ノンレム睡眠」の時、脳は活動を低下させ休息しています。
大脳の活動度が低いほど眠りが深いとされ、熟睡状態、つまり、深いノンレム睡眠の状態となります。脈拍、血圧、呼吸は安定していて、成長ホルモンの分泌や免疫増強作用などが身体の中で働いているそうです。
また、最近の研究では、深いノンレム睡眠が記憶の強化に重要な役割を果たしていると言われています。多少睡眠時間が短くても、深いノンレム睡眠がとれていれば、脳は効率良く回復してそうです。つまり深いノンレム睡眠がとれることは、睡眠の質が良いとも言えるわけです。

次に「レム睡眠」の時、睡眠中枢の働きで筋肉の緊張が弛み全身の力は抜けていますが、脳は活発に動いていて、交感神経は緊張状態にあります。レム睡眠は、脳の記憶情報処理にも関わっていて、それが夢にもつながっていると考えられているそうですよ。レム睡眠は、脳の発達にも重要な役割を果たしているのではないかとも考えられおり、脳をクールダウンさせるためのノンレム睡眠脳を活性化させるためのレム睡眠。どちらも脳の活動に必要な役割を果たしているのですね。ちなみに勉強するなら朝型派より、就寝前の夜型派の方が記憶の定着が良くなるって言うことですね。(^^)

では、「質の良い睡眠」をとるための5つのポイントを紹介します

l  短時間でも熟睡する「90分単位睡眠」・・・最初の3時間(ノンレム睡眠が集中して表出する時間)90分の倍数時間が快眠に最適な睡眠時間ということになります。

l  快眠のための日常生活・・・軽い運動・笑い(免疫アップ)・昼寝の効用(10分程度でOK)・毎朝の定時起床・週末の寝だめ禁止

l  就寝前の快眠儀式・・・半身浴(就寝の1時間前までに)・軽い運動(午前か午後の早い時間が望ましい)・軽い飲酒、飲食(就寝の2時間前までに)・呼吸法

l  睡眠環境・・・寝具・香り・照明、色、音楽

l  爽快な目覚めのための儀式・・・脳は朝の光を認識すると体内時計をリセットし1416時間後に眠気を誘うホルモンが再び分泌されます。朝日を浴び朝食を摂りましょう。

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