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Salon.du.RAN新聞 2024年7月号

2024.7.23

 

今回は「尿漏れ」と「頻尿」についてです。
ふとした拍子に尿が漏れてしまう、さっき行ったばかりなのにまたトイレに行きたくなる、
排尿時の痛みや残尿感があるなど気になることはありますか?
●おなかに力を入れたとき漏れる「腹圧性尿失禁」
咳やくしゃみ、大笑い、重いものを持ち上げたときなどおなかに力が入った拍子に漏れる現象。
加齢やエストロゲン分泌の低下、出産などで骨盤底(膀胱、子宮、直腸を支え、筋肉の収縮と弛緩で排泄の調節をしているハンモック状のプレート)がダメージを受け、
骨盤底筋がゆるみ尿道口を締める尿道括約筋も弱くなることなどが原因と考えられています。
●急に強い尿意が生じてトイレに間に合わず漏れる「切迫性尿失禁」
唐突に、抑えられないほどの強い尿意が起こり、トイレに間に合わず漏れてしまう。
蛇口から水を出した瞬間や水の流れる音が引き金になることもあります。
外出先でも不意に尿が漏れてしまうためさまざまな活動の妨げとなり、QOLが大きく下がります。
 加齢や骨盤底のゆるみが関係していると考えられており、主な原因は過活動膀胱。
閉経後は腹圧性と切迫性の両方を併せ持つ混合性尿失禁も増えます。
●一般に排尿回数は日中4~8回、夜間1回未満が正常とされ、それより多い場合を頻尿といいます。
排尿痛(膀胱への強い刺激症状)や頻尿、残尿感、血尿を特徴とする急性膀胱炎は、
細菌が尿道から膀胱に侵入して起こる感染症です。
普段はとくに運動量が多くなければ夏は2リットル、春秋は1.5リットル、冬は1リットルの
水分摂取で十分です。水分補給としての飲料には常温の水かぬるま湯が適しています。

☆男女問わず骨盤底筋群を意識して鍛えよう!!☆ 
下記で紹介する基本の骨盤底筋トレーニングは、
おなかに力を入れないように意識しながら行ってください。
各1セット5回。ライフスタイルに合わせて毎日の生活に取り入れましょう。
仰向け・座位・立位いつでもどこでもできます。

1あおむけになり、膝を立てる。
(姿勢を正してイスに座る又は、背筋を伸ばし姿勢よく立つ)

2腹筋や骨盤が動かないように意識しながら、腟と肛門をキュッと締める。

3息を吐きながら、4~5秒かけて腟と肛門を胃の方向に吸い込むような
イメージ(チャックを閉める感じ)で引き締める。

4息を吸って力を抜き、リラックスする。

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