2022.08.02
サロン・ド・ラン新聞令和4年8月号
なにかと汗をかきやすい夏の時期は、

塩分だけではなくミネラル成分も汗とともに外に出ていきます。

何となく不調で夏バテ!?

と感じていたら、それ『隠れ貧血』かもしれません。

貧血とは血液中のヘモグロビンが少なくなった状態です。

ヘモグロビンは赤血球に含まれ、体内に酸素を運ぶ役割を担っています。

つまり体内の酸素が足りなくなって、

動悸、息切れ、めまい感、顔色不良、爪や皮膚の不調、氷食症(氷を好んで食べる)などの症状が出ます。

ヘモグロビンの主な材料は鉄です。

血液中以外の鉄は主に肝臓に蓄えられておりこれを『貯蔵鉄』と呼びます。

鉄が不足すると倦怠感、冷え、イライラ感、抑うつ気分、肌荒れなどの不調につながります。

血液検査で血清フェリチンを測定することで貯蔵鉄の量を知ることができます。

血清フェリチン値が20または30ng/mL未満の場合には鉄欠乏を疑います。

鉄はレバーや魚介類などに多く含まれるヘム鉄と、のりなどの海藻に多く含まれる非ヘム鉄に分けられます。

◇動物性のヘム鉄◇

人体への吸収率が10~30%と高いことが特徴です。

また、ヘム鉄は「ヘム」というたんぱく質に包まれた状態の鉄で、

他の食品と一緒に摂っても吸収を妨げられないという利点があります。

◎カツオ、赤貝、キハダマグロ、イワシ、レバー(牛、豚、鶏)

◇非ヘム鉄◇

胃で吸収しにくい三価鉄から二価鉄に還元されたのち、小腸で吸収されます。

ヘム鉄に比べると、吸収率は5%以下と低いですが、

卵や肉、魚、乳製品といったたんぱく質を多く含む食品、

野菜や果物、いも類といったビタミンCを多く含む食品を同時に摂るようにしてみましょう。

鉄分の補給は食事からが基本ですが、どんなにバランスの良い食事を心がけていても、

1日に必要な鉄分を食事だけで摂るのは至難の業。

そんなときに頼りになるのが鉄鍋です。

普段使っている調理器具を鉄鍋に変えるだけで、鉄分を効率的に摂取できます。

特に、酸辣湯スープなど酢を使った料理や、トマト煮込みなどの酸味の強い料理は、

鉄分の溶解率がアップするのでおすすめです♪
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