2014.12.16
サロン・ド・ラン新聞 平成26年9月号

秋の気配漂う9月に入りました。8月はぱっとしない天気が続いたこともあり、仙台の夏の短さをしみじみと感じる今日この頃です。

さて、話題は変わりますが、最近ではすっかり定着している詰め替えボトルの注意点についてお話ししたいと思います。エコや経済的な観点から、最初のボトルに詰め替えて使う商品が増えています。お風呂でのボディソープ、シャンプー、リンスはもちろん、食器用洗剤、洗濯洗剤などがあります。醤油注ぎや水筒なども中身を詰め替えて使い続ける点では似ていますが、中身が口に入れるものかどうかで、取り扱いの感覚は大分変わってくると思います。ボディソープなどを含む洗剤の場合は、仮に中に少し有害な雑菌などが混ざっていても、泡をすすぎ流す過程で薄まるため、あまり心配はいらないそうです。醤油注ぎや水筒は、洗浄後にしっかり乾燥させる方が多いと思います。細菌の繁殖を防ぐという点では、この「乾燥」という過程が大切!細菌が増殖するには、水分、養分、温度が必要なので、水分をしっかり乾燥させていれば、細菌の増殖は防げるのです。しかし毎日使う物の場合、完璧に乾燥させるのはなかなか難しいものです。容器を濯いで水を出しても少しの水分は内側に残ります。同じく雑菌も付着している可能性がありますが、何度か濯ぐとそれらの数はかなり減るようです。それでも容器を3回濯いでごく微量の微生物が残っていたとしても、一定時間すれば細菌はどうしても増殖してしまうものだそうです。ただ、詰め替え容器の細菌が原因で事故のニュースなどを聞いたことはないですよね。実際は洗浄しても洗浄しなくても詰め替えてから一定時間すれば大差なく、実際の人体への重大な影響はないと考えられているようです。でも、やっぱり、しっかり衛生的に保ちたい人は2つ以上の容器の準備をしましょう。

しっかり濯ぐ作業に加えて、しっかり乾燥させてください。菌数はさらに減らすことができます。毎日使うものは完全乾燥を待つのは不便なので、容器を2つ用意して、洗浄後に完全に乾燥させる時間を作れるようにすることが大切です。 念には念をという方は、窓際や屋外で太陽光線に当ててしっかり乾燥させて下さいね。

しかしながら、一番注意したいのは菌の数より菌の種類です。毒性の強い菌の場合、数が少なくても感染したら一大事です。実際のところ家庭内の詰め替えボトルに、これらが混入する可能性は殆どないようです。なぜならキッチン、洗面台、浴室にもともと住みついている微生物は、病原性があまり強くないからです。「弱毒菌」と呼ばれる菌か、私たちの皮膚にいる「常在菌」です。これらの菌は病原性が弱いのはもちろん、侵襲力も強くありません。詰め替え時に容器内に混入したからといっても、日常的に身の回りで共存できている菌に過ぎません。自宅の環境にいる菌の大部分は自分が持ち込んだ菌なので、恐ろしい病原性はないと考えて良いことになります。ただし例外があります。それは指に傷がある時です。血液によって皮膚の常在菌が変化してしまうことがあるそうです。中でも黄色ブドウ球菌は血液が大好きな菌です。シャンプーやリンス中では、栄養状態が悪くて増殖しにくいとされていますが、最近の製品は、アミノ酸やいろいろな天然物の抽出成分が添加してあって栄養豊富です。もしも混入すると増殖する可能性は十分あるようです。指に傷がある時は、念のために詰め替え作業を避けた方が良いようです。また、黄色ブドウ球菌は花粉症の方では鼻水に混入している可能性が高い菌なので花粉症の方は花粉症の時期には作業を避けた方が良いようです。以上の点を注意しながら神経質になり過ぎず衛生を保ち、また、何より自分自身が菌に対する抵抗力をつけていくことをお勧めしたいと思います。

 

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